こんにちは!とこなつのペンギン、とこぺんです!
前回はフィリピン人エンジニア(Web系Developer)の平均給与相場をお伝えしましたが、今回はそんなエンジニアたちをどのように採用すればいいのか、を教えます!
採用は事業の成功に最も重要で、秘伝のタレ、、というようなものは正直ありません。
一般的に採用プロセスは
- Job Descriptionを作成する
- 求人募集を出す
- 候補者をスクリーニングする
- 書類選考
- 1次面接, 2次面接
- 最終面接
- Package (基本給、保険や手当などのベネフィット、等)のすり合わせ
- Offer Letter (内定通知書)の提示
というような流れになると思います。(各社それぞれです)
本日は、その中で
2. 求人募集を出す
ここについてお話します!
Contents
求人メディア
Jobstreet
現地で最大手のJob BoardサービスであるJobStreet。
マレーシア発の求人メディアで、2007年時点ですでにマレーシアでは一部上場。多くの東南アジアでも最大手メディアとして知られているので、使われている採用責任者も多いと思います。
フィリピン人の求職者はまずJobStreetで仕事を探す、というほど、絶対的な地位を築いています。
企業側の気になる費用は、、。
1ポジション、30日間の掲載でPHP 2,000、ですね。
過去に私がカスタマーサポートのポジションを募集したところ、1ヶ月で500名ほどの応募がありました。
そこからの選考も大変ですが、管理画面で候補者のステータス(書類選考通過など)を管理もできるので、アクセス権限を渡せば現場スタッフに管理させることも可能です。
私は特にTalent Search機能を使って、マーケットの給与相場を把握するのにJobStreetは重宝しています。
また、自社の名前で検索すると、最終ログインがいつなのか、CV(履歴書)の最終更新日がいつなのか、希望給与はいくらなのか、というような情報も把握できるため、社員の誰が近いうちに辞めるのか、を予測することもできます。
そのため、退職届を受け取る前に対策を取ることもできたりします(例:新しいプロジェクトをアサインする、一部給与を上げる、転職する前提で新しく人を採用し始める、など)
Monster
Jobstreetほど有名ではないと思いますが、一部上位層やWeb系人材に注力をしているMonster。私はこのサイトで採用が成功した、ということはないのですが、競合他社やよい候補者の話を聞くと、このサイトで仕事を見つけた/採用が決まった、という話をたまに聞きます。
30日間の掲載でPHP2,800. 合計の応募者数はJobStreetよりも少ないかとは思いますが、JobStreetとは違った層とアプローチできるとは思うので、Jobstreetの応募者に満足できない場合はMonsterを使うのもありです。
Kalibrr
フィリピンのスタートアップ界隈で最も有名な企業の一つ、Kalibrr。フィリピンから唯一、Y-Combinator (米国で最も有名なスタートアップ育成プログラム)に採択された企業として、名を馳せています。
謳い文句としては「人工知能により最適な候補者に求人情報を届け、効率の良い採用をサポートする」という内容なのですが、はたしてどこまで本当かはわかりません。
金額は非公開。営業担当に連絡をし、ヒアリングを受けたあとに金額の提示がされます。
過去は、約PHP6,000で30日間のunlimited Postでした。
最近では学生や新卒を中心に登録者数も増えているということですので、試してみるのもありかもしれません。
StartupJobs Asia
サービス名の名の通り、スタートアップの求人情報が中心ですが、思ったよりもアクティブです。
掲載が完全無料というのも嬉しい。投稿して損はないので、いったんこちらにアカウントを作って求人情報を掲載しておくことをおすすめします。
TechInAsia Jobs
東南アジア各国のスタートアップ情報をまとめているニュースサイトといえばTech In Asia!
実はここに求人情報を掲載する場所があるんです。しかも掲載は完全無料!ただし、給与レンジが公開されてしまうため、私は積極的に使っていません。競合他社を見つけたら、どのポジションにいくら程度の金額を提示しているかがわかるため、自社よりも低い給与水準だった場合は他社からヘッドハントすることもよいかもしれません。
Mynimo
マニラではまだまだ普及はしていませんが、セブでは老舗的な求人メディアでかなり活発に使われています。セブに開発拠点を作る、という場合は検討してもいいかもしれません。
ビジネスパーソン向けのソーシャル・ネットワーキング・サービス、LinkedIn(リンクトイン)。日本ではまだ普及していませんが、世界ではかなり一般的に使われています。まともなビジネスパーソンはほぼ全員がアカウントを持っている、と思っていただいて問題ないです。
LinkedInの会員体系、料金体系は少し複雑なのでまたどこかでご紹介できればと思いますが、求人ポスト1件/30days につき、US$150となります。
これまで求人メディアを複数ご紹介してきていますが、私たちの場合はLinkedInが最も効果的でしたので、基本的にLinkedInをまず使い、その後状況に応じてJobStreetなどを追加する、という活用方法をしています。
現地メディア
phackers
*上級者向け
フィリピン人のハッカーたちが集まるslack groupです。ここの #jobs というチャンネルではものすごく活発に求人情報が更新されていきます。
求人情報以外にもハッカーたちの情報交換がたくさん行われているので、本気でいい技術者を採用したい、現地のコミュニティに入り込みたい、という方にはおすすめです。
ソーシャルメディア
Facebook Group
無数にあるFacebookページですが、その中でもStartup phのコミュニティが最も人気があります。
コミュニティ運営者はフィリピンのベンチャーキャピタル、Kickstart Venturesのチームが運営していることもあり、安心感もあります。誰もが投稿内容を確認できるため、ぜひ覗いてみてください。
その他
エージェンシー(人材会社)を使う
よいエンジニアはエージェンシーを使うことはありませんので、お勧めしません。
ヘッドハンターを使う
よいヘッドハンターは、よいエンジニアが働いている会社、その条件面などを把握しているので、求人内容を伝えると、対象となるエンジニアを探してきてくれます。成功報酬モデルが一般的で、エンジニアの年収の20%程度でしょう。
どのようによいヘッドハンターを見つけるのか、、、というのが難しいですが、彼らは主にLinkedIn上に生息しているため、LinkedInで探してみるのが一番よいです。
最後に
いかがでしたでしょうか。フィリピンのエンジニアの見つけ方、として、一般的なメディアからかなりマニアックなコミュニティまでご紹介させていただきました。
採用活動は事業の成功に直結する、最も重要な要素です。ぜひ、多様なチャネルを活用して、最高の人材を見つけてみてください!
(過去記事)
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